片岡球子。構成の感覚が異常だ。銭湯の脱衣場にでもかかっていそうな俗っぽさがある。富士山をバックに牡丹やひまわりなどの大柄な花を描いた絵などは特にそう。日本人には珍しい美意識(繊細さに欠けるという意味)だ。
西洋でも風変わりな画風で知られるルドンという画家がいるが、モチーフは変わっているが絵自体は至極まっとう。ゲテだろうが何だろうが、どんどん突き詰めていくと純化し、素朴な強さや新たな美が生まれるということだろうか。この一点を貫く強靭な愚直さがないととても無理だが。強烈な我のひと。103歳で没。生命力もすごい。
気分をかえてみたらゲテではなくヘタだった。
1201 a stationmaster |
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