昭和30年代の子供は冬になると酷い洟垂れが多かった。垂れた洟をすすり上げてはまた垂れてきて、鬱陶しいはずなのに、決して洟をかんだりはしない。垂れた洟は手の袖で横にぐいっと拭うのである。だから鼻の下は洟道がついて赤くただれ、ほっぺの方まで洟ノリがつき、手の袖は左右とも半乾きの洟でがびがびになっている。昭和名物、寒ざらしの洟垂れ小僧。男女を問わず、低学年の児童などはシモヤケと洟垂れで汚い顔をしていたものだが、いつからかそんな子供(まさしく餓鬼そのもの)は見かけなくなった。
この一週間、風邪ひきで、水洟が出て困った。
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