いまはネットがある。自分の名前や作品名に続けて評判・感想などのキーワードで検索したら、たちどころに世間の声が押し寄せてくる。こういう声は毀誉褒貶が偏る傾向があるようで、中間の穏当なご意見よりも、極端な批判か支持が目立つように思う。けなすか褒める、いずれかの極論でないと、誰に頼まれたわけでもない個人が感想を書き込む動機に乏しくなるのだろう。
これはこれでデリケートな作家にはたまらない環境だと思う。神経の細い人だったら、容赦無い批判に接したら寝込むことになりかねない。作家に限らず有名人という人種には「危うきネット場に近寄らず」の方針を堅持している人がいる。逆に言えば「懲り懲り…」なのだろう。
0614 Hideo Kobayashi |
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