2017年2月27日月曜日

黒髪

黒髪の むすぼれたる 思ひをば 解けて寝た夜の 枕こそ ひとり寝る夜の 仇枕 (地唄「黒髪」より)


0212 black hair

2017年2月24日金曜日

温泉にて

栗原一郎氏のデッサンに想を得て描いた「温泉にて」でした。


0211 hot spring

2017年2月23日木曜日

戸浦六宏

京大卒、英語教師を経て役者に。大島渚とは大学の同窓で、多くの大島作品に出演する。目の周りが隈取ったように暗く、その翳りが独特の風貌となっている。1993年没。62歳。


0210 Japanese actor Rokkoh Toura

2017年2月22日水曜日

米倉斉加年

劇団民藝で活躍。純粋でナイーブな役柄がよく似合った。絵本作家、画家でもあった。2014年没。80歳。


0209 Japanese actor Masakane Yonekura

2017年2月21日火曜日

曾我廼家名蝶

藤山寛美、渋谷天外らとともに松竹新喜劇に参加。のち退団、以降フリーで映画、テレビに出演。山崎豊子作品の常連で、アクの強い関西の旦那や商人がはまり役だった。1999年没。90歳。


0208 Japanese actor Meicho Soganoya

2017年2月20日月曜日

西村晃

劇団青俳設立メンバーのひとり。水戸黄門役では東野英治郎とは一味違う新たな光圀像を演じ、人気を得る。われわれ世代は副将軍が「ちょっと軽くなった」不満があったが…。上品な顔立ちながら、水戸黄門以前は悪役が多かったそうだ。1997年没。74歳。


0207 Japanese actor Koh Nishimura

2017年2月17日金曜日

2017年2月16日木曜日

石山健二郎

新国劇出身。つるつる頭、猪首、ぎょっとするほどの押し出しの強い風貌はまさしく親分。「やくざ坊主」「極悪坊主」「ごろつき」などの任侠映画や時代劇に多数出演。1976年没。72歳。


0203 Japanese Actor Kenjiro Ishiyama

2017年2月15日水曜日

加藤嘉

痩身、甲高い声、ふがふがしたセリフ、などが特徴で、出演シーンは少なくても強い印象を残す俳優だった。“風変わりな老人”というイメージが強いが、例えば「白い巨塔」の大河内教授役のときはまだ65歳、意外に若い。昔の60代は風格があったということか。1988年没。75歳。



0202 Japanese actor Yoshi Kato

2017年2月14日火曜日

小沢栄太郎

俳優座の創設メンバーのひとり。政治家、黒幕、大学教授など、金と権力を巡る陰謀の世界には欠かせない脇役だった。表情も声も演技も、このひとにかかると、腹黒さに磨きが入り、テレビ時代劇で嫌われ役を演じた際には、あまりの憎々しさに、視聴者から抗議がきたこともあるらしい。1988年没。79歳。


0201 Japanese actor Eitaro Ozawa

2017年2月13日月曜日

中村伸郎

劇団文学座の創立者のひとり。三島由紀夫の戯曲や別役実の芝居など、舞台俳優として活躍した。田宮二郎主演のテレビドラマ「白い巨塔」では、東教授がはまり役で、知的で繊細、品位ある演技が光った。青年時代は画家を志していたそうだ。1991年没。82歳。


0131 Japanese actor Nobuo Nakamura

2017年2月12日日曜日

志村喬

黒澤映画の代表的な顔のひとり。「生きる」「七人の侍」などが代表作。兵庫県出身。1982年没。72歳。


0131 Japanese actor Takashi Shimura

2017年2月11日土曜日

ぎっくり2日目

寝返りもうてない。風呂から出てすぐだったから、冷えで筋肉が硬くなっていたということもない。重いものも持っていない。腰に疲労がたまっていた?覚えなし。わけがわからない。こういう理不尽は、年齢のせいにするしかない。


0130 It does not make sense.

2017年2月10日金曜日

やってしまった…

ぎっくり腰。昨夜、風呂あがりに前かがみになった瞬間、稲妻。ほぼ10年ぶり。前回よりも軽いが、解せないのは、こういうことにならないよう腹筋や柔軟を毎日のようにやっていたにも関わらずである。それがショック。昨日は朝起きたときから、軽い頭痛と腰痛で、これは低気圧通過(小雨と小雪が降る)のせいだと思っていた。いま思えば予兆だったのか。出来の悪いロボットのような歩きでしばらく過ごすことになる。

箱根の山がアルプス並みに真っ白。


0128 Aramaki salmon(solted dried salmon)

2017年2月9日木曜日

天城越え

誰かに盗られるくらいなら あなたを殺していいですか
寝乱れて隠れ宿 九十九折り 浄蓮の滝
舞い上がり 揺れ堕ちる肩のむこうに
あなた・・・やまが燃える
なにがあっても もういいの
くらくら燃える 火をくぐり
あなたと越えたい 天城越え 作詞 吉岡治 「天城越え」より

越えてはならない一線を踏み越えようとする男と女。男はどうやら不実、または迷いがあるが、女は燃え盛る情念の炎に身を投じる覚悟が定まっている。いよいよとなれば「男は二の足、女は駆け足」というのは、歌や芝居、小説などの世界でのひとつの型のようでもある。


0126 Japanese woman

2017年2月8日水曜日

大谷直子

10年前、悪性リンパ腫で余命3ヶ月の宣告を受けるも、その後の治療が功を奏し奇跡的に回復、銀幕復帰も果たした。その外見からも芯の強さが伝わってくる女優さんだ。


0126 Japanese actress Naoko Ohtani

2017年2月7日火曜日

視線 line of sight

こういう視線を女性の様式美としているのは日本だけではないかと、ふと思いつつ。



0125 Japanese woman

2017年2月3日金曜日

冬景色

近くに梅の木がたくさん植わった公園がある。いま紅梅が真っ盛り。品種によっては白梅もほころんでいる。冬の空は遠くまで青く澄んで、富士山の左肩には、南アルプスの稜線も見える。陽当たりの良い土手道には「イヌノフグリ」が咲いている。


0123

2017年2月2日木曜日

危険な遊び

昭和30年代のこどもは、いま考えるととんでもなく危険な遊びもしていた。
1)石合戦…河原などでふた手に分かれ、小石を投げて敵を倒す。川を挟んでやるとか、互いの陣地を離すなどの工夫はあったが、石は敵をめがけて真剣に投げていた。怪我人がいなかったのが不思議。
2)天然スケート…池に氷が張るとスケートリンクになった。もちろん念の為に土手から小石を投げて氷の厚みを確認。陽当りのよいところは氷が溶けかかっているような池だから、もとより大した厚みはない。割れて落ちたら冷たいだろうな、程度の認識だった。大人は誰も止めなかったのだろうか。
3)崖下り…岩場の崖(かなり垂直に近い10mほどの崖)をロープなどの道具なしに度胸だけで下る。小学生が高学年になる時の通過儀礼みたいな感じ。下が小さな湿地になっており、落ちてもクッションになるだろうと思っていた。

無事におとなになれてよかった…


0124

2017年2月1日水曜日

火を燃やす

風呂も竈(かまど)も燃料はすべて薪で育った。学校の暖房も石炭を燃やす達磨ストーブ。この石炭、簡単には火がつかない。落ち葉や藁、廃材などを田んぼで燃やして焼き芋も作った。だからこの世代は火を燃やすのがうまい。いまはバーベキューでも着火剤を使ってすぐ炭に火をつけるが、マッチ一本だけで小枝や枯れ葉(ヒノキが最高)を使って火を育てるのはちょっとしたコツがいる。今は外で焚き火をしていたら苦情が出たり消防署が飛んでくる時代だから、こういう技術も廃れる一方だろう。だいたいマッチが手に入りづらくなった。


0118-2