上手な絵というのは技術の問題なので、やっていればうまくなる(はず)。よい絵というのは余韻(余剰)がたっぷりあって伝わってくる絵だとしたら、技術の及ばない才能の領域に踏み込むことになりそうだ。しかし世界に名だたる絵の巨人たちの作品を観て思うのは、そんな世俗的な上手下手、よい絵かどうかの評価を超えた、圧倒的な独創の存在!ピカソ、ルノアール、ゴッホ、北斎、大観・・・誰が見てもひと目でそれと分かる独自の画風がある。タッチ、スタイル、型、雰囲気、味わいとも言えるような、その人ならではのものがあるから、絵の存在感が違ってくる。
絵の天才とは抜きん出た個性、それを確立しえた人たちのこと。それがどーんと立ち上がれば、ちまちました評価など突き抜けてしまうのだろう。
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