このお気楽主義の障害になるのが健康診断、現実に引き戻される嫌味な制度だ。測定項目もやたらと増えて、正常値を外れるとチェックが入り、注意観察やら再診(再検査)、要治療などの判定がくだされる。ここ数年、毎年再検査送りとなって、その度に大きな病院へ出向いての診察となる。結果は決まって「しばらく様子見で…」。この一言を覚えていれば医者が務まるのではと思うほどの定番の常套句を頂戴する。人間、半世紀以上も生きていればいろいろありまする。言われなくてもずっと様子見で生きていますって。
健康は影のようなものかもしれない。前を向いてぐいぐい歩いていると後から黙ってついてくるが、気にして追いかけると逃げ出す。
0715 a silk hata top hat man |
0 件のコメント:
コメントを投稿