2016年7月27日水曜日

丹那三年

ここにきて三年がたった。悪徳不動産屋ふうにこの土地を売り込むとこうなる。

1)新幹線二駅利用可(熱海、三島)、東京までは50分。普通電車でのんびり相模、湘南の海を眺めて行くもよし。反対側の車窓に広がるのはみかん畑。丹沢の山並。
2)富士絶景。世界遺産を自宅の窓から。
3)至る所に温泉湧出。伊豆箱根、修善寺、熱海もすぐ。海に近し、山にも近し。
4)美術館・博物館多し、芸術の香り高き森に囲まれて住まうよろこび。
5)駿河、相模で捕れたての海の幸、酪農の里・丹那の地の物を毎日の食卓で。
6)豊かな自然環境に囲まれた静謐の里。聴こえてくるのは野鳥のさえずり、目に映るは山野草。
いかがですか。都会を離れ、セカンドライフを悠々と。人生を満喫する舞台、丹那。丹那はあなたの夢を広げる楽園郷…。

いずれもウソではない。しかし美点ばかりを並べると実体から離れる。リアルは別にある。絵の巨匠が言っている。
「綺麗に描こうとするな!」



0720 charcoal and chalk

1 件のコメント: